外国人内定者の内定辞退を避けるための工夫

4月からの入社者のために、雇用予定企業では様々な準備で忙しくなる時期ですね。しかし同時に、予期せぬ事態が起こらないことを切に願う時期だったりもします。

この時期、経営者や人事を担当されている方が一番恐れていること。それは内定者の内定辞退です。

ご存知の通り、日本は人口減少(全ての47都道府県で減少)、高齢化(世界第一位)を爆進しており、今後改善の見通しは残念ながらありません。これに比例して、就活事情も「売り手市場」が厳しさを増しながら継続します。

 

このような背景の中で、「内定辞退」はよくよく起こり得る現象です。

しかし、何もせず待っているだけでは何も解決しません。これは新卒だけに限らず中途入社に対しても工夫が必要です。

 

ズバリ結論から申し上げると、

母国のご両親に対して、ビデオメッセージを送る

これに尽きます。

 

日本で働く外国人は年々増えてきているので、みなさんの周りでもその光景を目にすることで、目が慣れてきたのではないでしょうか?みなさんが見慣れていても、外国人本人からすれば初めて異国の地で働くというドキドキ・ハラハラの状況です。私たちが想像している以上に不安・心配だらけです。

ここで大切なことを忘れてはいけません。

本人同様に、母国のご両親も不安・心配だらけだということです。自分がその国の言語を話せない国に、大切な息子・娘を働かせることは親としては当然、家族の最大の関心ごとです。そもそも、就職先を決める物差しの中に「母国の両親の許可」が大きな比重を占めていたります。私も外国人の人材紹介会社で働いていた時によく感じたことなのですが、留学生ほどこの「親の許可」がなければ日本での就職自体が成立しない印象でした。

 

ビデオメッセージのポイント

・面接をした担当者だけでなく、その他のスタッフも登場させる

・カンペを見ながらでもいいので、頑張って対象者の母国語で挨拶や歓迎の言葉を伝える

・元気良く

 

などです。

内定者だけでなく、母国にいるご両親を安心させることも日本人らしい心遣いかもしれません。

 

人を大切にする。

入社前からすでに始まっています。

もしまだされていなかったら、是非トライしてみて下さい。

 


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