外国人材を雇用する企業は年々増えていますが、同様にさまざまな問題も抱えてらっしゃると思います。定着・意思疎通・教育方法・採用基準の設定など挙げればキリがないかもしれません。そんな悩みを解決する糸口になればと思います。
まず1つ目
背負っているものが違うことを理解する
異国の地で働く理由は、人によってさまざまです。その人にとって、最も大切なことを題材に話を深掘りすることも、お互いを理解するための大切な時間になるので、お互いの違いを知るきっかけづくりの場を設けてみてはいかがでしょうか?
2つ目
中長期的な視野を確実に共有する
「確実に」というところがポイントです。確実にするためには伝える側の工夫力が必要です。
3つ目
3回伝えても伝わらないことを知る
これは、特にN2などを持っている「技人国」の方を雇用している企業の方に特に理解してほしいことです。ほとんど半分も理解できていない前提でスタートすることで気持ちが楽になります。こちらも伝える側の工夫力・配慮が必要ですね。
4つ目
日本語が話せる=文化・習慣を理解しているのではないことを認識する
言語というツール(道具)を使えているだけで、ルール、マナー、エチケットの違いから、日本のこと、携わる業界のこと、社内だけでしか通じない専門用語やルールなど、雇用した外国人材に覚えて理解してほしいことは山ほどあります。この理解度は、ともに笑顔で過ごす時間に比例します。
5つ目
最初はとても時間がかかることを理解する
日本人でもそうですよね。
6つ目
会話しないこともコミュニケーションになってしまうことを認識する
言葉が通じにくい相手ほど「態度」が最も伝わる手段になります。もちろん、話しかけない・話しかけようとしない「態度」も伝わってしまいます。
7つ目
自分が海外でひとりぼっちの場合をたまには想像してみる
これをすることで、相手がしてほしいことを理解するきっかけになります。
何を言ってるのかわからなくても、声をかけてくれる、笑顔を投げかけてくれたら、嬉しいものです。
8つ目
とても一生懸命働くので、働かない人には懐かないことを知る
ちなみに、このような人はやる気に溢れてて素晴らしい人材の傾向が高いです。しかし、真面目なのでサボっている同郷人に対しても同じ態度なので時には喧嘩が起こったりします。
9つ目
「できない」「やらない」「間違える」に対して3つの指導を使い分ける
同じミスでも原因が違うことがあります。ましてやその原因を伝える日本語力も持ち合わせていない(伝えたいけど詳細を表現できる言葉を知らない)ケースがほとんどなので、見極める能力が必要です。また伝え分ける能力も必要になってきます。
10こ目
業務に携わってもらうだけではコミュニケーション不足だと知る
この一言に尽きると思います。さまざまな問題はここから始まると言っても過言ではありません。
このように10個挙げさせていただきましたが、細かいことを言うとまだまだあります。しかし、この10個だけを見ても気がついたかと思われますが、すべてコミュニケーションにまつわるものになります。
つまり日々のコミュニケーションが何よりも大切だと言うことです。
こちらは、日本語教育を導入しようと検討する際、考え方や目的に対する教育基準の選定方法などをまとめたe-bookになります。参考にしてみてください。
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